TOHO Today - 教員ブログ -

進路部企画「東京大学法学部訪問」を行いました

TOHO Today行事

年暮れも迫った12月18日、進路部企画の一つとして東京大学法学部を訪問しました。黄金色の銀杏の葉が散り敷く本郷キャンパスで出迎えてくださったのは、本校OBであり法学部教授であられる松原健太郎さん、梅林啓さん、それから本校とゆかりの深い桐朋女子ご出身の大西楠テア教授。東大教授によるキャンパスツアーと学食でのランチ、教授たちを囲んでの懇談会などじつに贅沢な時間を過ごすことができました。

生徒たちの感想を一部紹介します。

「どの話も、実際に検察官や弁護士になってみないと分からないようなことだったり、大学の教授でないと知らないことばかりで、どれも非常に興味深かったです。自分の将来なりたい職業を見つけるにはまずどれがどんな職業なのかを理解しないといけないので、そういった意味でも非常に貴重な体験になりました。」

「『優秀な法律家というのは、未知の事に対して「分からん」と言える人のことである』」、「当事者の感情を考えられる人は法律に対して深く理解できる」などといった考えは、実生活において大変重要であると思う。」

「今回はすごい頭が疲れた。なぜかというと、話されている内容を理解し、自分なりに意見を作ろうとしたから。でも僕に足りていなかったのは、それを質問しなかったことだ。大学生になったら、興味をもった疑問をもったときは積極的に行動したい。」

「教授たちの話を聞いていると、歴史の内容がスムーズに出てきたりだとか教授たちの間でも知の欲求が尽きずに互いに質問しあうような様子があり、『東大だからすごい』という考えをしていた僕はそういった人たちに失礼だと思った。なので僕は『これぐらいやればいいか』という考えを捨てて、好きなものや特異なものはもう少し突き詰めてやっていこうと思った。」

松原先生、梅林先生、大西先生、この度は本当にありがとうございました。