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豊田君 パリオリンピック出場決定おめでとう!

TOHO Today

75期卒業生の豊田兼君(写真中央)がパリオリンピック出場を決めました。

校長と陸上部顧問からのメッセージです。


豊田君、オリンピック出場、おめでとうございます。

決勝レースでの走りは圧巻で、彼の持っている力、ポテンシャルの高さを改めて実感しました。パリオリンピックでのさらなる活躍を期待しています。

本校卒業生のオリンピック出場は、20期の本間二三雄さんが体操競技で1972年のミュンヘンオリンピックに、41期の細野茂之さんが馬術競技で1996年のアトランタオリンピック、2000年のシドニーオリンピックにとなりますので、久方ぶりの快挙に学校としても大いに湧いています。

校長 原口大助


豊田兼(75期卒業生)パリオリンピック出場決定

110mHと400mHの2種目で、今夏開催されるパリオリンピックを目指すと公言していた本校75期卒業生の豊田兼君。昨夜、まずは400mHでのパリオリンピック内定をつかみ取りました。

前日の予選では、余裕を持った走りにも関わらず、他を圧倒するタイムで決勝トップ通過。このままいけば優勝は間違いないだろうと、誰もが感じたことかと思います。もちろん、自分もそうでした。ただ、こういった局面では毎回そうなんですが、どうしても過去の予期せぬ怪我やトラブルの記憶が蘇ります。

高校2年の時に出場したU18。スタートの瞬間、普段では見られないような動きをした結果、足首の骨折。松葉杖を使い競技場を後にしたこともありました。

何かが起きてしまうのではないか…そんな悪いイメージがどうしても頭をよぎりましたが、それらは全くの杞憂に終わりました。

ゴール直後の速報タイマーは48秒01。その後正式タイムが発表され、47秒99に訂正されました。優勝したことはもちろん、陸上競技をやっているものとしては 47秒台という記録にも、驚かされました。

彼がいつからパリオリンピックを目指そうと心に決めたのかはわかりませんが、そうと決めた日から昨日まで、きっと彼のことなので直向きに努力を積み重ねてきたことだけはわかります。本当に良かった、そんな気持ちでした。

ただ、彼は本日と明日開催される110mHでの出場も目指しています。こちらは400mH以上に厳しい戦いになりますが、パリオリンピック2種目出場という偉業を達成してもらいたいと願ってます。

がんばれ兼!

陸上部顧問 外堀宏幸