入学式 音楽部の歓迎演奏によせて
TOHO Today行事
今年度の中高のそれぞれの入学式では、実に4年ぶりに音楽部の歓迎演奏が行われました。
圧巻の生演奏に、入学生のみなさんからも喜びの声があがっています。
音楽部指揮者の高2櫻井くんのコメントと、新入生への歓迎の言葉を紹介します。
まず始めに、80期、83期の皆さん、ご入学おめでとうございます。そして今回の入学式で演奏の機会をいただきありがとうございました。入学式での演奏で多くのことが学べました。
我々音楽部にとって、とてもプラスになりました。本当にありがとうございました。さて、今回の入学式での演奏は、79期が中心となった音楽部での初めての発表の場であったのに加え、実は僕たち79期にとっても入学式の中での初の演奏でした。過去3年間は新型コロナウイルスの影響により音楽部の演奏はありませんでした。一回も式での演奏を経験していない中、いざやってみようとすると中々うまくいかず、いろいろと話し合ったり、意見が割れて揉めたりもしました。そんな中、本番まで僕たちについてきてくれた高1、中学生の後輩たちには感謝しかありません。また、今回の入学式での演奏を通して、改めて部活っていいなと感じました。日頃の音楽部は、ぶっちゃけてしまうとどの部活よりも緩いと思います。長期休暇での部活の遅刻は当たり前だし、先輩後輩間の上下関係も全くないというわけではないですがほとんどありません。運動部なんかがこの光景をみたら、腰を抜かすか冷ややかな目線を送ってきそうです。しかし、そんな音楽部でもやるときはしっかりと切り替えて気合を入れてくれます。今も桐朋祭に向けて真面目に練習をしてくれています。やはり、演奏者がいなければ曲は成り立たない訳ですから、日々そういうところは感謝です。
新入生を迎えるにあたって、(一応)先輩である僕から言いたいことがあります。それは、「学生生活を目いっぱい楽しんでほしい」ということです。中学生はあと6年、高校生はあと3年で卒業です。3年、6年と実際の期間を書いてみると意外と長いなぁと感じるでしょう。しかし、目の前のことを一生懸命、精一杯やってみてください。本当に時間がたつのが早く感じるはずです。その中でいろいろなことを経験すると思います。友達と喧嘩をしたり、一緒に同じ目標に向かって努力することもあるでしょう。テストの結果を競い合ったり、一緒に怒られることもあるはずです。その何気ない日常を楽しんでください。その日常は君にとってかけがえのないものとなるでしょう。また、桐朋は自分のやりたいことを目いっぱいできる環境です。ぜひともその環境を生かしてください。皆さんの学生生活は皆さん自身で作り出すものです。つまり自分の学生生活は、生かすも殺すも自分次第なわけです。
最後に、80期、83期の皆さん、ご入学おめでとうございます。あなたの、あなたにしか味わえない学生生活をぜひ楽しんでください。
高2―D 櫻井 一成 (音楽部指揮者)