78期高2修学旅行【C組】
Student’s Board高校
C組は4月から修学旅行の大まかな方針を
「3日目から滞在する京都より西に行き移動や行ったことのない観光地を楽しむ」
「京都より東側にクラス行程で行くことにより交通費を浮かせて宿代に予算を集中的に投入する」の2つに絞りその中で検討を重ねていきました。最終的には大まかな2つの方針から四国案、信州北陸案の2つに絞られました。
結果後者が選ばれ、信州北陸案の中で委員や生徒が案を出していきました。
生徒側からの要望で
「金沢に立寄ること」、「秘境に泊まること」、「大阪で観光をする」という3つの項目がマストとされ委員が最終的に苦心して作り上げた案が
松本→新平湯温泉→雨晴海岸→金沢→山代温泉→大阪→京都という案でした。
修学旅行中のお話
一日目
C組の時間にルーズな点を踏まえ8:24発の特急に乗るのに対して8:00集合という余裕を持たせた時間に設定したはずが中央線の遅延などもあり特急の発車ギリギリに集合場所に着く人が多く余裕の大切さを痛感しました
立川出発から2時間ほどで松本駅に到着しました。
松本駅からバスで松本城近くのバス駐車場に向かいました。
各々の班が松本城公園を散策したり駅の方まで
足を伸ばして買い出しをしたりして自由散策時間を
過ごしたようでした。
松本から新穂高ロープウェイを経由して一日目の宿泊地である新平湯温泉に向かいました。
ロープウェイの中ではロープウェイの割には速いスピードとロープウェイの中から見える山々や紅葉に生徒も歓声を上げていました。
標高2000Mの山頂からは穂高連峰の
山並を望むことが出来、山頂で写真撮影をしたり
売店で一日目にも関わらず持って帰れるのかと
不安になるほどの量のお土産を多くの生徒が買っていました。
ロープウェイを満喫した後、バスで一日目の宿となる
新平湯温泉の「長作の宿なかだ屋」さんに向かいました。
秘境の宿ということもあって東京では感じられない静かな雰囲気を味わいました。ご飯も特産の飛騨牛を使用した美味しいご飯で修学旅行感のない豪華な食事でした。
肝心の温泉も硫黄の匂いがほのかにする温泉でなかなか来られない山奥の温泉に生徒も満足してくれたようで委員としても安心しました。
二日目
二日目は6:30起床8:00出発ということもあり、寝坊に気を遣っていましたが誰も寝坊することなく起きてきて感心しました。
朝食を取った後、宿の方々のお見送りを受けながらバスで雨晴海岸に向かいました。晴れていれば海越しに立山連峰が見えると言うローケーションでしたが残念ながら曇っていました。
12:00頃には金沢に到着し、金箔貼りと近江町市場での食事、金沢市内の自由散策を行いました。
金箔貼りでは各々が好きなデザインの金箔を貼ったタンブラーを作っていました。個人的には金箔を透かして覗いてみると青く周りの風景が見えると言うのがタンブラー作りよりも印象的でした。
近江町市場では海鮮丼と締め茶漬けを楽しみました。北陸といったら海鮮のイメージがあったので初めて訪れた北陸で名物の海鮮を味わえて良かったです。
その後自分の自由散策のグループはひがし茶屋街に向かい抹茶パフェや古い街並みを楽しみました。
金沢自由散策が終わったらいよいよ修学旅行のメインの山代温泉に向かいました。
修学旅行の前は何故山代温泉に寄るのか?金沢駅近くで良いのでは?と騒いでいた生徒も2日目の宿、「みやびの宿加賀百万石」を見た瞬間歓声を上げていました。
20人ぐらいのスタッフさんの出迎えとデカデカと書かれた歓迎の文字に生徒全員が驚いていました。館内には庭園や宴会場、大きな売店、そして「豪華」としか言いようのないロビーと部屋があり度肝を抜かれました。
部屋に着いて荷物を整理したらすぐに400人程が楽に入る豪華な宴会場に集まり、密を避けながら夕食とフォトコンテストとバス車内で行ったビンゴ大会、教員クイズの景品の授与をしました。
景品も高二とあってハーゲンダッツ商品券やQUOカードなどを大量に用意していて
予想外に豪華な景品に大盛り上がりでした。
夕食も豪華で、生徒としても一生記憶に残る出来事になったのではないかと思います。
夕食と景品の授与の後は山代温泉の夜間自由散策をしました。
山代温泉と言えば…古総湯ということでインスタ映えしそうな温泉に向かいました。古風な雰囲気の温泉に浸かり2日分の疲れを癒しました。
三日目
三日目は大阪がメイン目的地です。
朝早くに起き朝食を食べ、宿の送迎バスに乗って駅に向かいました。宿を出発する際も大勢のスタッフさんにお見送りをして頂きました。
加賀温泉駅からは特急で大阪駅に向かいました。三日目の最終目的地である京都を通過し、12:00頃に大阪に着きました。
大阪と言えば食い倒れ!ということで殆どの自由行動のグループが
道頓堀に向かっていました。
各々のグループで大阪を楽しんだあとは電車に乗って京都河原町に向かいました。京都河原町駅に到着し、そこから15分程寺町通りの中や三条通りを歩いて三日目の宿である日昇別荘に到着しました。三条通りに相応しい古風な宿で、周りに様々な京都らしいお店もあったので修学旅行とは思えない立地や雰囲気に驚かされました。
修学旅行後記
クラスで過ごした三日間を通してやはり桐朋の良さである「生徒主体」と言うのが際立つ修学旅行だったと思います。
四月から生徒全員で主体的に行き先や宿を決めたことが生徒全員が満足できる修学旅行になった理由だと思っています。
委員や生徒を纏める立場として一生記憶に残るであろう修学旅行に携われたことは良かったです。修学旅行後も他クラスにC組の修学旅行を自慢しているC組の生徒を見かけることがあり、C組の修学旅行は結果として大成功だったと思います。担任の先生にも30年間の教員人生の中でこんなにいい修学旅行はない!と断言して頂いて非常にクラス的にも個人的にも良い修学旅行になりました。
お付き合い頂きありがとうございました。