年間行事(中学)
桐朋の行事の特色は、生徒が主体となって運営することです。生徒が自ら考え、仲間同士で話し合い、実行力を養う貴重な体験をします。年間行事表については下記をご覧ください。
1学期半ばに、国分寺崖線・武蔵国分寺跡を見学します。学校から徒歩で移動し、途中崖線の高さを測ったり湧水の様子を見たりなど、地理で学ぶ国立周辺の地形的特徴について学びます。武蔵国分寺跡では、当時の国分寺の大きさを体感しつつ、その歴史についての講義を受けます。
生徒による授業
生徒自ら自分の関心を深く掘り下げ、研究してきた成果を桐朋祭の場でプレゼンテーションします。「ハッブル宇宙望遠鏡が見た宇宙」「数学オリンピックから学ぶ数学」「金属の色の変化」など分野は様々。来場者に大好評だった「ローカル線と沿線地域の活性化」は、中学3年間にわたって同じテーマで取り組んだ自由研究(写真)の集大成です。
ホームルームや地理、生物の授業で行う事前学習を踏まえたうえで現地では、尾瀬を守ってきた人たちと出会い、一緒に歩きながら尾瀬の動物・植物・成り立ち・暮らし・想いなどを学び、尾瀬の雄大な自然を深く体験します。また、班別行動を核として、寝食を共にすることで、仲間たちとの親睦をいっそう深めていきます。
4泊5日で青森・岩手を中心に東北地方を訪れます。紅葉に彩られた美しい自然や平泉に代表される東北の文化に触れる機会となっています。また、東日本大震災をテーマとした学習にも注力し、30年来毎年訪れている岩手県宮古市田老地区では、現地ガイドの方による巡検や被災者の方の体験談を伺う機会を設けいます。画像は田老第一中学校と交流会を実施した時のもの。
「みんなで楽しめる旅行」をテーマに、行き先と内容はクラスごとに委員が中心となって生徒全員で話し合って決めます。ホームルームでは「こんな旅にしたい!」と、白熱した討論が行われます。旅行中は、自分たちで企画した共通体験を通して、絆と友情が育まれます。
音楽会では、各クラスが1年間かけて練習した合奏を披露します。アコーディオンの四声体を軸に、打楽器やコントラバス、エレクトーン等の楽器を演奏します。演奏する曲はクラスごとに自分たちで決めます。オーケストラ作品が中心で、本番では指揮も生徒が振ります。クラスの団結力や個性がそのまま音となって空間に羽ばたきます。
「挑む、つかむ、楽しむ」-本気の仕事人によるワークショップ大会。各分野で本気で仕事に挑み続け活躍する卒業生たちと出会い、「自分の将来」「自分が興味を持てる分野」のイメージを描き始めるきっかけのための企画です。医学、建設、広告、金融、IT、商社など様々な分野のトップで活躍する卒業生16組を迎え、実習や製作、ディスカッションを中心にそれぞれのテーマについて考えます。
各クラスから予選会を経て選ばれた代表者全12名が競う英語のスピーチコンテスト。テーマは修学旅行で最も印象に残ったこと。校正を重ねて質を高めた原稿をもとに練習を重ね、本番ではジェスチャーを交え堂々とスピーチを行う出場者たちに、会場から大きな拍手がおくられます。コンテストはホールで行い、ALTも審査員に加わります。