2023年度の特別講座では、昨年に続き、各1回短期集中型の講座を数多く実施しました。この一年で6講座が開講されました。
(1)新聞記者とジャーナリズムの現在と可能性 ~理想と現実の二元論をどう超えるか 5/13
現役の新聞記者を招いて新聞記事作成の実際について話を聴き、ジャーナリズムの果たす役割とこれからの新聞の可能性について対話し考察する。
取材の仕方や紙面構成といった具体的な新聞づくりの知識から、ものごとのとらえ方、文章の読み方、書き方まで、新聞記者に必要とされるものについて、実際の新聞記事をもとに学べる講座としたい。報道やジャーナリズムに関心のある人はぜひ参加してみてほしい。
(2)梅干しづくり ~伝統の保存食を知る~ 6/9
青梅(できれば地場のもの)を塩づけにして保存食づくり体験をする。国立の農業や日本の伝統的な保存食に興味を持ってもらうきっかけを作りたい。参加費300~400円程度が必要。作った梅干し(塩づけ)は家庭に持ち帰り、後日飲食可。
(3)歌舞伎入門 ~演劇教室をより楽しむために~ 6/9、6/16
今年度の演劇教室は歌舞伎です。事前に少し知識をつけておくとより楽しめることでしょう。1回のみの参加も歓迎します。
(4)アニメソングの技 ~アニソンのこれまでと未来~ 11/16
日本のアニメが世界から評価される現代。 どのような歴史の中で今日に至ったのか、 アニメソングにおける楽曲制作の工夫に着目しながら鑑賞する。 「アニメの歴史」「CD やサブスクなど聴く環境の変化」の2つの視点から令和のアニメブームに迫る。 アニソンの楽しみ方を提案するだけでなく、サブカルチャーの評論や社会学に興味を 持つきっかけとなる講座を目指す。
(5)宮﨑駿監督作品『君たちはどう生きるか』ーー「わからない」と「おもしろい」 11/28
『君たちはどう生きるか』は、宮﨑作品の中で、公開前の情報制限が最も大きかった。その評価も最も大きく二分し、わかる/わからない、おもしろい/おもしろくないという基準での評価が中心になっている。その二者択一にとどまらず、この作品に描き出されたものやそれによって映し出されるものについて多面的に考察したい。質疑や参加者同士が対話する時間もとる予定なので積極的に参加してほしい。
(6)海外体験を語る 11/30
海外に興味はあるけど、英語圏以外のイメージが湧かない、不安など生徒の不安や疑問に答えつつ、海外旅行や留学の良さを伝える。英語学習以外の視点を活かした海外体験談をお話しします。