沿革

人間としての無限の可能性を豊かに開花させる

桐朋学園の前身は、1941年に山下亀三郎氏の寄付金によって創立された、山水中学校、山水高等女学校です。敗戦後私たちの学園は、東京文理科大学・東京高等師範学校の指導と協力を得て、1947年、桐朋学園として第二の出発をしました。
高名な哲学者であり戦後日本の教育改革の担い手であった、東京文理科大学の務台理作学長が、男子・女子両校の校長を兼務して、一人ひとりの人格を尊重し、自主性を養い個性を伸長する、ヒューマニズムに立つ教育の理念を桐朋教育の基本に据えました。
以後、その「人間教育」の理想は、男子部門、女子部門の教育の場で実現され力強く発展し、音楽部門をも含めた桐朋教育の共通の基盤として継承されています。

年表

1940(昭和15)年 11月山下汽船株式会社社長山下亀三郎氏からの献金を基にして、財団法人山水育英会を設立する。
1941(昭和16)年 3月山水育英会を母体として第一山水中学校(国立)、山水高等女学校(調布)を設立する。
1941(昭和16)年 4月第一山水中学校開校。
1942(昭和17)年 10月校舎・講堂・体育館・寄宿舎等落成。落成祝賀会の行われた10月30日を、創立記念日と定める。
1947(昭和22)年 4月敗戦によって、山水育英会を解散し、東京文理科大学・高等師範学校(後の東京教育大)に深い係わりを持つ財団法人桐朋学園を組織する。桐朋第一中学校発足。務台理作、校長に就任。
1948(昭和23)年 4月新学制により桐朋高等学校・桐朋中学校に改編する。
1950(昭和25)年 2月校歌制定。作詞:佐藤春夫 作曲:信時潔
1959(昭和34)年 4月桐朋学園小学校を併設。
1963(昭和38)年 3月校舎近代化に着手、高校校舎落成。
1965(昭和40)年 4月小学校校舎落成(第1期)。
1966(昭和41)年 12月中学校校舎落成。
1967(昭和42)年 10月小学校校舎落成(第2期)。
1969(昭和44)年 8月理科・食堂棟落成。
1970(昭和45)年 5月特別教室・管理棟落成。芸術・図書館棟落成。
1981(昭和56)年 3月中・高体育館落成。小学校校舎落成(第3期)。
1992(平成4)年 3月高3棟校舎落成(50周年記念事業)。
1995(平成7)年 8月中学・高校校舎冷暖房化。
1997(平成9)年 2月中学入試を2科目から4科目に変更。
2000(平成12)年 8月耐震補強工事完了。
2000(平成12)年 8月ウェブサイトを立ち上げる。
2005(平成17)年 3月みや林の大規模な更新。
2010(平成22)年9月創立75周年に向けて、新校舎建築の概要が決定。
2012(平成24)年4月新校舎建築に着工。
2016(平成28年)年12月新校舎竣工。
2021年(令和3)年4月原口大助 校長に就任。