高2修学旅行 生徒レポート(D組編)
Student’s Board高校
こんにちは。 高2修学旅行委員のIと申します。
桐朋では、修学旅行の1~3日目は各クラスでコースを決め、4日目は京都市内で班別行動を、5日目(最終日)は京都コース別行動となっています。
2年D組のクラス別行動では、中京圏~伊勢をめぐることになりました。
駄文ですが、お読みいただけると幸いです。
●1日目(10/8)
私たちは東京駅15番線に集合した。
このクラスはお世辞にも遅刻が少ないクラスではないので、集合時刻に集合できるか不安だったが、参加者全員が時間通りに集合できた。
まず乗る列車は東海道新幹線 ひかり635号 新大阪行
「乙女の祈り」の鳴動とともにホームドアとドアが開き一斉に車内に我々は吸い込まれていった。
これからの目的地への期待を胸に、8:33 東京駅発車。
車内では思い思いの時間を過ごした。
途中富士山や浜名湖、新幹線でよく見る727cosmeticsの看板を見た。
品川、新横浜、豊橋の順に停車し、10:14 名古屋駅到着。
名古屋到着後は少し早い昼食の時間となった。
名物ひつまぶしや味噌カツ、sugakiyaを食べる人、乃木坂46の聖地巡礼を兼ねてそばを食べる人など様々であった。
食事をしたのちは日本三名城にも数えられ、伊勢音頭では「伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ、尾張名古屋は城でもつ」と讃えられた名古屋城へ。
天守閣が工事中のため本殿のみの観覧となったが、内装は豪華絢爛そのもので美しいというよりも最早眩しいとさえ思った。
名古屋城を出発した一同は1日目のメイン、ナガシマスパーランドへ向け中京工業地帯の重化学工業地域を駆け抜ける。
ナガシマスパーランドに到着する直前、高速からとんでもない落差のあるスチールドラゴンを目にした私たちは「ヤバいヤバい」「絶対無理」「バカじゃねぇの」という声がバスのエンジン音をかき消し、一気に不安な面持ちになったがどこか興奮した様子だった。
ナガシマスパーランドは「西のナガシマ、東の富士急」と称される程の絶叫マシンの名所であり、スチールドラゴン2000や白鯨は有名である
園内は3時間自由行動で、様々なアトラクションを楽しんだ。
平日のため園内はガラガラで長くても10分程度の待ち時間でアトラクションに乗ることができた。
中にはシュート・ザ・シュート(スプラッシュマウンテンみたいなもの)で合羽を買わずびしょ濡れになった服をスチールドラゴンで乾かす猛者まで現れた。
帰りのバスでは疲労ゆえに多くの生徒が寝ていた。
私もその一人であった。
この日は名古屋市栄のホテルに宿泊。
あまりにも疲れていた私は22時頃には寝てしまった。
●2日目(10/9) 8:30
ホテルの朝食はバイキング形式で思い思いの朝食をとった。
生憎の雨の中、私たちを乗せたバスは熱田神宮へ向け出発。
かつてから「熱田さん」と呼ばれ親しまれてきた熱田神宮は、源平合戦によって失われた三種の神器である草薙剣を祀っている。
境内は大変静かで、織田信長が桶狭間の戦いに勝利したことへのお礼として奉納された信長塀が残っている。私は折り畳み傘を誤ってスーツケースに入れてしまったので、参拝後足早にバスに戻った。
我々は熱田神宮を発ち、この日のメインのジブリパークへと向かった。ジブリパークは、日本長編アニメーション映画界の巨匠・宮崎駿監督を擁するスタジオジブリの世界観を忠実に再現したテーマパークで、愛・地球博万博公園内に5つの施設が点在している。
(ジブリの大倉庫、魔女の谷、青春の丘、どんどこ森、もののけの里)
ジブリの大倉庫内はジブリ作品の大博覧会といった様子で、ジブリファンの私からすれば最高の空間だった。
ジブリの大倉庫の出口付近には冒険飛行団というショップがあり、私はここでFinemolds製のタイガーモス号(ラピュタ作中にてドーラ一家が乗る海賊船)のプラモデルとブリキ製のポストカードを購入した。
他には6000円もするカシラ(千と千尋作中にてオイオイ言っている緑の頭)のぬいぐるみを買う人や中トトロ(トトロ作中にてメイに追いかけられて逃げる青い方)を買う人など様々だった。
全部回りきるにはあまりにも時間が足りず、次回個人的に訪問する際には1日かけて廻ろうと思った。
ジブリパークを後にした私たちは今宵の宿、伊勢は二見浦まで一気に南進した。昨日行ったばかりのナガシマスパーランドを横目に、伊勢路を駆ける。途中新名神と東名阪道、そして伊勢道の分岐点の亀山で休憩を挟みつつ二見浦(夫婦岩)へ。亀山で私含め三人程タコ焼きを購入し車内で飯テロをした。大変おいしかった。
夫婦岩は輿玉大神が鎮座した厳島の別名であり、注連縄が二つの岩に架けられている。
輪注連縄を以て身を祓い、社頭に奉献するのが習わしになっている。
夫婦岩の商業施設の中にはドクターフィッシュを無料で体験できるコーナーがあり、実際に私も体験したがとてもくすぐったかった。
今宵の宿は夫婦岩から3分ほど移動した先の海沿いのホテル。
ホテルに着いた後砂浜に繰り出て泳ぐ人、話しあう人、素振りをする人など様々であった。
●3日目(10/10) 9:00
薄く雲が浮かんではいるものの晴れていた。
少し遅めの出発の今日はまず鳥羽水族館へ。
鳥羽水族館はジュゴンの飼育や様々なユニークな企画展が実施されることで有名で、入館するとまず大きな水槽が目に飛び込んでくる。
この水族館は順路がなく、各々が好きな順序で館内を回ることができる
屋上は哺乳類が多く展示されているほか、ふれあいコーナーがありエイやタコのコーナーではみなその変な感覚に驚いていた。
鳥羽水族館を発ち、朝熊山の頂上を通る伊勢志摩スカイラインを経由し伊勢神宮の内宮へ向かった。
途中の朝熊山の頂上にある展望台・ドライブインでは少々の休憩を挟んだ。展望台からは先程発った鳥羽の街を一望できた。
内宮駐車場に到着後昼食休憩となり、私たちの班は少し外れたところにある「野あそび棚」というところで食事をとった。
昼食休憩が終わり、内宮へ。
「お伊勢さん」と親しまれる伊勢神宮は正式には神宮といい、2000年近くの歴史を誇る日本で最も有名な神社である。
内宮は正式名称を皇大神宮と言い、境内に流れる五十鈴川の河原で手を清めることが慣例となっている。
私たちはこの慣例に従い五十鈴川で手を清めてから参拝することとなった。
境内は荘厳そのものであり、ただ静かなだけではない伊勢神宮が醸し出す独特の雰囲気に圧倒された。
バスに帰ってきた我々は鉄路での伊勢詣の玄関口である
宇治山田駅へ向かった。駅舎は昭和初期の建築を色濃く残し国指定有形文化財に登録されている。
宇治山田から近鉄特急 伊勢志摩ライナーに乗車。 15:04 宇治山田発
無機質な8bit調のチャイムと共に私たちは伊勢に別れを告げ、一路京都へ。
旅の疲れからか、多くの人が寝ていた。
伊勢市、松阪、伊勢中川、名張、大和八木、大和西大寺の順に停まり、私たちは丹波橋で下車した。
丹波橋からは京阪に乗車し、三条へ。
三条で下車し、今宵の宿の日昇別荘へ。
東海道五十三次の西の起点、鴨川に架かる三条大橋を渡り三条通を西進し宿に着いたのは17:50頃だった。
この日は夕食にすき焼きが出た。旨かった。
<全行程まとめ>
1日目
東京→名古屋→名古屋城→ナガシマスパーランド→ホテル
2日目
ホテル→熱田神宮→ジブリパーク→夫婦岩→ホテル
3日目
ホテル→鳥羽水族館→内宮・おかげ横丁→宇治山田→丹波橋→三条→ホテル
D組の修学旅行の旅行記はこれで以上となります。
お読みいただきありがとうございました。
2-D 修学旅行委員 I