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高2学年で在卒懇が催されました。

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去る11月9日(土)に、高校2年生を対象とした「在卒懇」~在校生と卒業生の懇談会~が催されました。

本校卒業生で、現在大学などの研究機関で教鞭をとられている16名の方々に来校していただき、講演をしていただきました。高校2年生たちは自分の進路や関心にしたがって、3限と4限に2人のOBの方からお話をうかがいました。内容は大学や学部の仕組み、研究や学問の内容、受験勉強やこれからの学校生活など多岐にわたり、生徒たちは進路選択に向けて、これまで以上に前向きな気持ちを持ったようです。

以下に、生徒の感想をいくつか紹介します。

 

 

 

 

猪原さんは大学では純粋数学を専門にしていたが、院からは社会・人間科学を研究、指導しているらしい。主に「離散数学」を用いるが、経済学や統計学の分野に近いようだ。実際の授業のように意思決定論について、村長を投票によって選択する方法についてのディスカッションを施行した。クイズやゲームのようで身近に感じられ面白かった。大塚さんは微生物についての研究をしているらしいが、化学での学習と大きく重なっている点が多く見られた。やはり、受験で使わないからと切り捨ててしまわずに、広く学び続けることが重要なのだと再認識した。

 

松浦さんは生物学を研究しているが、受験科目は化学・物理だった。また理学部において数学は哲学に。物理は数学に、化学は物理に、生物は化学にというような内容になり、高校で学んだことは変わっていくことがある。これらから、現段階から特定の科目に絞って勉強するのではなく、様々なことに触れた方が良いと思った。また英語を学ぶと、最近の研究や詳しい内容を知れるということを聞いた。理学の研究は一見役に立つのかは想像しにくいが、「最も基礎的な学問は最も応用的である」という言葉があり、大きな技術革新につながるという話が印象に残った。

 

松原健太郎さんの話が全体的に非常に面白かったし、ためになりました。法学部に入った後、どのような職業の選択肢があるのか、幅広く説明してくれて、考えの幅が広がりました。特に印象に残ったのは正義の話で、いくつかの種類の正義をうまく使い分けるのが重要だと感じました。正義と法律の問題について知れたのはよかった。